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Twitter有償化について。その内容と今後どうなるか考察してみた

2022年11月9日

現地時間2022年10月28日、イーロン・マスク氏がTwitterを買収しました。その結果、Twitterを巡る情勢は日々激動の変化を起こしており、今後どのように方針が決定していくのかまだ未確定な状況です。

しかし、マスク氏が打ち立てているビジネスモデルはある程度明らかになっており、仮にそれらの改革が実行に移された場合、我々Twitterの環境はどのように変化していくのか考察していきます。

ひろです。MIX師兼ブロガーとして活動しております。MIX師とは

言論の自由を守るための大改革

そもそも、なぜマスク氏はTwitterを買収したか?何を目指しているのか?というと「言論の自由の場としてのTwitterを守りたいから」と話しています。

ここで言う「言論の自由の場」とは、各々が好き勝手情報を発信できる場所という意味ではなくて、誤った情報の拡散を防ぎ、リアルタイムで正しい情報が世界中に平等に拡散される場所という意味だと考えます。つまり、Twitterの無法地帯化を危惧したための買収であると言えます。

そのためにマスク氏が掲げたTwitterの計画及び発言内容を見てみると、納得するものがあります。一部抜粋すると以下のようなものがあります。

マスク氏のTwitter構想抜粋

  • トレンド操作を行なっていた部署をクビ
  • なりすましアカウントの永久BAN
  • 現在の認証済みバッジの廃止、有償バッジ「Twitter Blue」の検討

残念ながらこれらの計画にどこまで信憑性があるか、そして実行に移される and 移されているかはまだ未定ですが、少なくとも「誤ったの情報」を流そうとする人物へのリスクを増やし、情報の正確性に特化したSNSを作ろうとする意識は感じられます。

マスク氏のTwitter大改革にはこのような発言のもと実施されようとしていることを理解しておくと、今後の情報戦に有利に立ち回れるかもしれません。

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Twitter有償化への懸念

マスク氏が計画している中で、我々日本人が最も恐れるべきことは「Twitterの有償化」で間違いありません。

先に述べておくと、2022年11月10日現在、この話はまだ発芽すらしておりません。さまざまな憶測が飛び交っているだけで具体的な実施内容、実施時期、金額などは何も定まっておりません。

その中でも、僕が調べた限り出回っている情報を簡潔にまとめると次のような内容になります。

一定時間は無料で利用でき、一定時間を過ぎると課金が必要になるサブスクリプションモデル

しかしこの情報は、実際にマスク氏がTwitterにて発言した内容ではなく「内部の事情に詳しい人物の情報」ということになっております。あまりにも不正確な情報である点が曖昧さを醸し出しております。そもそも一定時間って何だ。

因みに完全に有償化するのではなく、無料でも使えることを示唆しいるのはとても重要な点だと思います。

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有償化は十分にあり得る

とは言え個人的には、Twitter有償化は十分にあり得る話だと思います。なぜかというと、マスク氏が2022年5月の時点で投資家向けに提示した計画を見るとこのようなことが書かれています。

2022年5月時点でのマスク氏の計画抜粋

  • 2028年までにサブスクリプションサービスから約100億ドルの収益を上げる。
  • 広告への依存度を収益の50%未満にする。
  • 新たなサブスクサービスを立ち上げ、2028年にはそのサービスで1億400万人のユーザーを獲得。

このように、明確にサブスクに関する計画が打ち立てられております。このサブスクサービスがTwitter有償化であるかどうかは定かではないですが、広告による収入を減らし、Twitterを「ブランド化」して得られる収益を増やすために、何かしらのサブスク導入の可能性は十分にあり得ると思います。

広告は広い意味では偏った情報の供給に繋がるので、それを減らし収入を補填するには仕方ない措置かと推測します。

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Twitter Blueとの差別化が課題

ただTwitter有償化を実装するとなると、既にマスク氏がTwitterで公言している「Twitter Blue」との差別化が課題になります。マスク氏がツイートにて発表しているTwitter Blueの機能は、

マスク氏が考えるTwitter Blueの機能

  • 月額8ドル(約1200円)を基準に購買力平価に応じて国別に調整。
  • 名前の横に青いチェックマークを付加(現在で言う公認マーク)。
  • 返信やメンション、検索に優先順位を設定する機能。
  • 長いムービーや音声を投稿する機能及び広告表示量が半分になる。

このように話しております。正直、一般人がTwitter Blue機能が欲しくてこのサブスクに加入するには微妙すぎる機能です。

そのため、これに加えて無料アカウントと有償アカウントを区別するのであれば至難の業です。もしTwitter Blueが構想のまま実装されたとするなら、無償で使える機能を制限し有償で解除という未来しか残ってないような気がします。例えば「サークル」「鍵垢」「DM」などです。

この塩梅は、制限をかけすぎたらTwitterの停滞を招き言論の自由どころではなくなってしまうので、かなり難しいところだと思いますが、もしTwitter有償化を実装するなら無料アカウントで制限される機能は極力少なくして欲しいのが誰しもの本音ですね。

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Twitter有償化された場合の内容考察

では仮に、もし本当にTwitter有償化が実装されたら、その内容がどうなるのか考察していきます。

一番無難な形を考えた結果、以下の要件が考えられます。

月額3ドル(約450円)で「サークル」「鍵垢」の解放及び「Twitter BlueへのDM解放」、Twitter Blueとは別途認証マークの設定

個人的には「こうであればまだマシ」という希望的観測がかなり入っておりますが、現在考察できる限りではこんなもんかなと思います。

そしてこれらは、無料で使用できる範囲に「Twitterの衰退」を招く制限が入っていないという点が肝です。例えば「時間制限」「遡れるツイート数に制限」「1日のツイート数制限」などです。

「言論の自由の場としてのTwitterを守りたい」というマスク氏の発言を考慮すると、無料アカウントでも発言する機会を制限するということはしないと考えます。これは、その制限自体が正当な情報の発信機会を阻む恐れがあるためです。

今後の情報次第で考察内容に大きな変化があるとは思いますが、現段階ではこのような形になると勝手に想像しております。

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Twitter有償化された場合の環境変化

月額3ドル(約450円)で「サークル」「鍵垢」の解放及び「Twitter BlueへのDM解放」、Twitter Blueとは別途認証マークの設定

上記内容でTwitter有償化が実装された場合のTwitterの変化について考察します。

結論から言うと「多少のユーザー減は見込まれるが表面上は何も変わらない」です。

正直、制限内容はかなり緩いので、今でも無料で使える範囲内で使っている人も中には大勢いると思います(僕もその中の1人です)。その上で機能拡張したい人は有償で利用すればOKというスタンスです。

一番被害を被るのは鍵垢を多用している人です。鍵垢の削除もしくは鍵垢の公開、または有償化による鍵垢の続行という3択が迫られますが、そもそも鍵垢はTwitterの表面上には存在しないアカウントなので、マスク氏にとっては「存在自体がどちらでもいい」という立ち位置だと思います。

以上、Twitter有償化されても今まで通りTwitterが使えるといいなあという希望的観測でした・・。

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さいごに

ここではマスク氏の目的からTwitter有償化について、そして有償化の内容とそれによる環境変化について考察してみました。

このような考察記事を書くのは初めてなのでかなり拙い文章になってしまいましたが、それでも読んでくださる方がいると思うと、スキップしながら出社できるくらい嬉しいです。

Twitter有償化を取り巻く状況は日々変化しているので、もし追加情報があれば更新していこうと思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

<参考>
・イーロンマスク氏Twitter:https://twitter.com/ElonMask
・ITmedia NEWS:今Twitterで何が起こっている?マスク氏買収からの激動の変化まとめ
・Gigazine:イーロン・マスクが「Twitterの認証済みバッジはでたらめ」と発言し有料化を示唆

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★この記事を書いた人★

ひろ

2021年2月よりミキシングエンジニア(MIX師)として活動を始め、300件以上の作品を手がけました。
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そんな僕が、誰でも「歌ってみた」や「ボーカルミックス」を楽しんで欲しいと考え、このサイトを作りました。

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