歌ってみた・録音

歌い手(宅録する人)が投資すべき機材の優先順位を解説

2022年11月13日

歌い手として活動よるからには、できるだけ高音質な状態で録音して作品として作り上げていきたいと思います。

そこで今回は、歌い手が投資すべき機材等の優先順位を教えます。

ここで紹介する機材等とは「①マイク、②オーディオインターフェイス、③録音環境、④ポップガード、⑤ケーブル」を指します。これらを優先度が高い順に並べていきます。

ひろです。MIX師兼ブロガーとして活動しております。MIX師とは

優先順位まとめ

先に優先順位の結論からお話ししますと、以下の不等号のようになります。

録音環境<<<<オーディオインターフェイス≦マイク<ポップガード<<ケーブル

以上の順番に投資が必要になります。それでは順番にお話しします。

録音環境

最も投資が必要な要素は録音環境です。

そもそも録音環境ってなんぞや!?と思うかもしれませんが、簡単にいうと「録音する部屋」です。録音する部屋の空間が録音に適していなければどんなに良いマイクを使っても無意味です!例えば

録音に適していない環境

  • 環境ノイズ(エアコンの音、電車の音など)が入る
  • 声が反響し、部屋鳴りが発生する空間

言わずもがな!と思うかもしれませんが、時々このような状態でMIX依頼をいただくことがあります。

5〜6畳程度はある一人部屋で録音しているのであれば吸音材など設置しなくても基本的には問題ないのですが、もしご不安なことがあれば僕が確認いたしますのでいつでもご連絡ください!

Twitterにてご相談を受け付けております!

※部屋鳴りについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

参考【保存版】歌ってみたを録音(宅録)するときの注意点を解説

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オーディオインターフェイス

出典:Digiland

次はオーディオインターフェイスに投資しましょう。

もし現在、スマホやパソコンに直接挿すタイプのマイクを使っている方は、オーディオインターフェイスを購入することで格段に音質を上げることができます

またオーディオインターフェイスは値段によって音質の良さも様々なので、自分の実現したい録音環境と予算に合った機材をアラブことが重要です。

「どのオーディオインターフェイスを選べばわからん!」という方は、以下の記事に値段別でおすすめのオーディオインターフェイスを紹介しておりますので、ぜひご覧ください

参考オーディオインターフェイスとは?値段別おすすめ機材も紹介

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マイク

意外に感じるかもしれませんが、マイクはオーディオインターフェイスへの投資後に選びましょう!その理由は、

  • 良いマイクはXLRケーブル接続が基本。これはオーディオインターフェイスがないと接続できない。
  • 高いマイクは、良いオーディオインターフェイスがないとパフォーマンスを発揮できない。

以上の理由があるためです。しかし初めての方は、どのレベルのオーディオインターフェイスでどんなマイクまで購入して良いか分からないと思います。

そこで、1つの目安をご紹介しておこうと思います。

まず、初めての方が導入すべきおすすめのオーディオインターファイスは「UR12」です。

オーディオインターフェイスの中では最もコスパ良く愛されている機種になります。それ故、このオーディオインターフェイスでマイクのパフォーマンスを十分に発揮できるなら他の機材でも問題ないと言えます。

その上で、UR12でも十分性能を発揮できるマイクをご紹介します。MIX師として活動しているので、歌い手さんが良く使用するマイクの中から2つご紹介します。

AT2020

1万円程度のマイクの中でも特に使用され、高い音質を実現できるマイクです。UR12またそれ以上のオーディオインターフェイスでも問題なく高クオリティの音質を実現できます。

Bluebird SL

Blue Microphones社のBluebird SLは、歌い手として活動している方にとっての1つの最終地点とも言えるマイクです。このマイクさえ持っていれば、素人レベルの音質からは抜け出せると言えます。

また、ここまでの価格帯のマイクでなんとかUR12でもギリギリパフォーマンスを発揮できると言った印象です。逆を言えばこれ以上の最強マイクの購入を検討しているのであればUR12からは卒業しましょう。

また、Blue Microphones社は他のマイク販売しているのですが、有名歌い手のあらきさんとun:cさんが音質比較をしております。気になる方はぜひご覧ください。

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ポップガード

マイクへの投資が完了したら、ポップガードの購入を検討しましょう。ポップガードとは、ボーカルの録音や実況、ナレーションを行う際に口から発生するノイズを軽減するために使用する機材です。

言ってしまうと、ポップガードは最悪なくてもクオリティの高い録音をすることはできます。その上でノイズが気にな場合はポップガードを導入することでさらにクオリティを上げることができます。


ポップガードの種類や選び方、おすすめのポップガードについて知りたい方は別記事にまとめておりますので、ぜひご覧ください。

参考ポップガードの役割解説!そもそも必要?マイクとの距離は?

続きを見る

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ケーブル

最後はケーブル類に投資しましょう。高いケーブルを使うことで、若干ではありますが音が良くなる可能性もあります。

しかし、正直にいうとここまで気にする必要はありません。マイクやオーディオインターフェイスを購入したときにケーブルが付属しているのであればそれを使っても音質には何ら問題はありませんし、上に書いた投資で満足いくまでクエブルは安物でも大丈夫です。

良いケーブルを買うなら、音質というよりは耐久力メインで選ぶと失敗はないです。

これで投資すべき優先順位の説明は終了です!

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さいごに

ここでは歌い手が投資すべき機材の優先順位の話をさせていただきました。

もうとにかく重要なのは「録音環境」です。録音環境が悪いと、どんなに良いオーディオインターフェイスやマイクを使用していたとしても意味がありません。

この記事をきっかけに録音環境の改善や機材への投資への参考になればとても嬉しいです。

参考適当ではダメ!宅録における吸音材の貼り方、貼る位置について

続きを見る

参考【2万円以下】できるだけ安く高音質なマイク録音環境を紹介

続きを見る

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★この記事を書いた人★

ひろ

2021年2月よりミキシングエンジニア(MIX師)として活動を始め、300件以上の作品を手がけました。
音楽制作(DTM)は2017年から始めました。

そんな僕が、誰でも「歌ってみた」や「ボーカルミックス」を楽しんで欲しいと考え、このサイトを作りました。

それ以外にも、レビューや健康、体験談など幅広く記事にしておりますので、ぜひ見ていただければ嬉しいです。

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