こんにちは。ひろです。
今回の記事はイヤホン老舗メーカーのSOUNDPEATS様からお話をいただき、Engine 4というイヤホンのレビューをさせていただくことになりました。いわゆる【案件】になります。
しかし僕も音を扱うブログ、中でも繊細な音のコントロールが必要なミックスについて記事を書いているので、「本音を書いてもいいか」と聞いてみたところ、「問題ありません」とのお返事がありました。
そこで、案件とは言いつ僕が思ったことを偽りなくレビューさせていただきますので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。
ひろです。MIX師兼ブロガーとして活動しています。MIX師とは
外観
宅急便コンパクトより無事家まで届き、開封すると外箱が露わになりました。ハイレゾ音源を伝送できるLDACコーデックに対応しているということがはっきりと書かれています。
その他特徴として、同軸デュアルダイナミックドライバー採用、通話時のノイズ軽減、最大43時間の連続再生が可能(ケースと併せて)ということが書かれてます。イヤホン本体のみでも最大12.5時間再生できるとのことなので、長時間の利用にはかなり強いですね。
箱を開けると早速本体が登場。剥き出しではなくちゃんとペリペリの紙(名称分からない・・・)で包まれてました。
その他イヤホンの説明書とアプリについての紙が入ってました。このイヤホンはSOUNDPEATSのアプリを使って操作を無効にしたり、イコライザーにより好みの音にバランスを調整することができます。詳しくは後述します。
説明書はちゃんと日本語付きでした。中華製品とか米国製品を買うとたまに日本語説明がない時がありますからね。これは安心。
長くなりましたがいよいよ本体とご対面です。ほんの少し赤みがかった黒という色合いでかなりおしゃれです。ただ、自分の顔が反射するくらいツヤッツヤな質感は好みが分かれるかもしれませんね。
本体裏面はUSBタイプCの端子があります。USB miniじゃなくて良かった・・・
そしてイヤホン本体とご対面、安っぽい感じは全くしません。
片方だけ取り出してみました。画像だと分かりづらいんですが、本体同様ほんの少し赤みがかった黒色をしてます。そして持つ部分はひし形に凹凸がしているというか、まあ簡単にいうと持ちやすくなるように設計されています(分かりやすい画像は下に)
外観は以上となります。それでは次に一番重要かと思われる音質について語っていきます。
音質
音質(音の傾向)については好みが大きく分かれるところかと思いますが、音を扱って記事を書いている者として「フラットに聞こえる状態からどれだけイヤホンならではの特性を感じられるか」に焦点を当てて語っていきます。
その他、音場の広さや遮音性等についても、できるだけ一般的な感覚に近い視点からどれだけ優劣を感じられるか話します。
使用場所についてもかなりイヤホンの特性に差が出るので、今回は【屋内】と【屋外】に分けて評価します。
音質:屋内利用の場合
このイヤホンの音質を一言で表すと「高音寄り」です。ただ高音寄りというとシャリシャリとした金属的な音かと思われる方もいると思いますが、そうではなくマイルドな表現をしてくれます。なので、長時間の使用で聞き疲れする音質にはなっていません。
ただ、中低音〜低音(〜300Hzくらい)についてはかなり控えめに作られていると感じます。低音の広がりはほとんどなく細め、かつ絞られているので、引き締まった低音を楽しみたい人向けです。反対に、響く低音を楽しみたいという方には不向きです。Beatsを買いましょう。
そしてこのイヤホンの最大の売りは音場の広さです。ワイヤレスイヤホンでは感じたことのないLRの広がりだったので、最初に音楽が流れた瞬間「おぉ…w」ってなりました笑
それに加え、分離感が激しすぎるということもなく、センターもしっかり左右に負けず鳴ってくれるので、ダイナミックに音楽を聴くことができます。
あとこれは超細かいエンジニア目線の話なんですが、ディレイやリバーブ等の残響表現(いわゆるエコー)が若干減衰されてるような聞こえ方がしました。通話時のノイズリダクションが部屋鳴り対策に関係しており、それがサウンドにも少し干渉している?のかは分かりませんが…。
まとめると
- 音の傾向は高音寄りかつマイルド
- 低音はかなりタイトで絞っている
- 音場がとにかく広い、ダイナミックに聞こえる
音質:屋外利用の場合
このイヤホンにはノイズキャンセルなどの機能はなく、またカナル型ですが耳を完全に遮断する作りになっていないので、周囲の音は普通に聞こえます。そのため、低音域については絞っていることもあり、あまり聞こえません(かなり音量上げれば普通に聞こえると思いますが、音漏れ必至なので非推奨)
しかし、そもそも低音を楽しみたい人に向けて作られた製品ではないと思いますし、音場の広い音楽当然屋外でも楽しむことができるのでそこは問題ありません。
また、僕のスマホ(Xiaomi mi 11 Lite 5g)のBluetoothと相性が悪いのか、新宿駅や上野駅といった人混みに入ると時々音楽が途切れます。イヤホンとスマホの接続自体が途切れることはなかったですが、少しストレスに感じる方もいるかもしれないのでご参考までに。
まとめると
- 周囲の雑音、アナウンス関係の音は聞こえる
- 低音があまり聞こえなくなる
- 広い音場は十分に楽しめる
- 環境次第でBluetoothの接続不安定で音が途切れる
アプリについて
SOUNDPEATS専用のサポートアプリ「SOUNDPEATS」とイヤホンを連携させることで、イヤホンのステータス表示や設定変更を行うことができます。
各モードについて簡単に解説します。
- アダプティブイコライザー:簡単な聴力テストを行い、最適なイコライザーのカーブを測定してくれます
- イコライザー:音の傾向を変えることができます。プリセットは標準、カスタマイズから好みの音に変えることができます。
- ゲームモード:ゲームを行うための低遅延モード
- タッチキー無効:イヤホンのタッチ機能を無効にし、誤作動を起こさないようにすることができます。
- マルチポイント:2台の端末に同時に接続ができる機能
以上の機能をアプリ内で操作することができます。
おまけですが、折角イコライザーのカスタムができるので、このイヤホンを極力フラットな音の傾向にできないかと模索したところ、次のような設定値になりました
「だから何〜!」という感じですが、興味ある人はぜひこの設定値とノーマルの音の傾向を聴き比べていただければ幸いです。
逆説的に考えると、設定値の上下幅の分だけこのイヤホンには音の傾向に特徴があると言えます。
さいごに
このイヤホンは、「他のイヤホンにはない広い音場で音楽を楽しむために設計されている」という印象を受けました。
1万円弱で購入できるので、安価なイヤホンからのグレードアップや、新たな音楽の楽しみ方を見つけたいという方に手に取って欲しいイヤホンです。
★クーポンコード: ENG4PM02
対象商品:SOUNDPEATS Engine4
開始日:2023/07/25 00:01
終了日:2023/07/28 23:59
10%OFFクーポンコード、加えて、Amazonリンク先掲載のクーポンも併用すると25%OFFになります。
ここまで見てくださって、ありがとうございました!
★★この記事を書いた人★★
ひろ
2021年2月よりミキシングエンジニア(MIX師)として活動を始め、300件以上の作品を手がけました。
音楽制作(DTM)は2017年から始めました。
そんな僕が、誰でも「歌ってみた」や「ボーカルミックス」を楽しんで欲しいと考え、このサイトを作りました。
それ以外にも、レビューや健康、体験談など幅広く記事にしておりますので、ぜひ見ていただければ嬉しいです。
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