どんな動画投稿者でも、Youtubeに動画をアップロードする際、音質劣化は防ぎたいと思うはずです。
特に音楽系やゲーム実況など、音に関する情報が視聴者の維持に重要な場合では、少しでも音質を落としたくないと考えます。
そこでここでは、Youtube側の判断により音量を強制的に調整される指標となる「ラウドネス」という規格に焦点を当ててお話しします。
ひろです。MIX師兼ブロガーとして活動しています。MIX師とは
ラウドネスとは?
ラウドネスについて簡単に説明すると「一般的に人が感じる音の大きさを数値化したもの」です。
ラウドネスが導入されたのはここ10年前後の話であり、もともとはテレビ業界において、テレビから出力される音量を番組、CMごとに一定にするために使用されてきました。こうすることで、あるCMで突然音が大きくなったり、小さくなったりすることを防ぐことができます。
近年になってYoutubeでもラウドネスが採用され、動画ごとの音量差が一定になるように保たれています。
しかし音楽において、音圧の高い楽曲やダイナミックさを売りにした楽曲は、ラウドネスにより音量が一定化されることで本来聞かせたいイメージより音が細くなったり、ダイナミックさが失われ単調な曲に聞こえてしまう恐れがあります。
これらの現象を抑えるためにも、前もってYoutubeのラウドネス規格に合った音量、音圧で音声を準備することが重要になりました。
まとめると
- ラウドネスとは、般的に人が感じる音の大きさを数値化したもの。
- Youtubeに採用されているラウドネスに合わせて音声を準備すると劣化を防ぐことができる。
Youtubeのラウドネス確認方法
確認できるのはパソコンからのみです。
確認方法は非常に簡単で、お好きな動画画面内で右クリックをし、表示されたメニューから「詳細統計情報」をクリックします。
すると、左上に何やら画面が表示されたと思います。
この中の「content loudness ○dB」と書かれている部分がラウドネスを表しております。
次に、このラウドネスの見方についてお話しします。
ラウドネスの見方
ラウドネスを確認するときは「マイナスの値」「ゼロ」「プラスの値」の3パターンに分けて考えることが重要です。
順番に解説します。
マイナスの値をとる場合
Youtubeの基準とするラウドネスの値より動画全体の音量が小さいとマイナスの値を取ります。
このときの注意点は、Youtube側では音量が小さい分を大きくするという調整は行わないことです。音量は小さいまま再生されます。
ゼロの値をとる場合
0.0dBの動画は、Youtubeの規格からズレなく、音質劣化もなく再生できている状態です。一番良い状態と言えます。
プラスの値をとる場合
ラウドネスがプラスの値をとる場合、数値分の音量を下げているという意味になります。アップロードした状態かか音量を下げられているので、劣化する恐れがあります。
ラウドネスをアップロード前に確認する方法
それではYoutubeに動画をアップする前に確認する方法はあるのかと言うと、あります。
「LOUDNESS PENALTY: ANALYZER」というサイトを使えば、Youtubeはもちろんのこと、SpotifyやiTunesで再生する時のラウドネスも確認することができます。
ドラック&ドロップするだけで簡単に計測してくれるので、ラウドネスを意識する方はこちらを活用しましょう。
それでも多少のずれが生じる場合があります。その時はYoutubeに非公開投稿してラウドネスを確認しましょう。
さいごに
ここでは、Youtubeに動画投稿する際に音質劣化を防ぐ方法を記載しました。
ラウドネスという言葉は聞き馴染みがないかも知れませんが、少しでもYoutubeに高音質で投稿できるよう覚えていただければ嬉しいです。
ちなみに、Youtubeが推奨する音声ファイルの設定についても解説しておりますので、こちらも意識していただければもうYoutueの音質は攻略したと言えます。
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参考高音質でYouTubeに動画投稿するための音声ファイルの設定
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Youtubeでの活動は大変かと思いますが、今後も役立つ情報をご提供できるよう頑張りますので、よろしくお願いします。
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★★この記事を書いた人★★
ひろ
2021年2月よりミキシングエンジニア(MIX師)として活動を始め、300件以上の作品を手がけました。
音楽制作(DTM)は2017年から始めました。
そんな僕が、誰でも「歌ってみた」や「ボーカルミックス」を楽しんで欲しいと考え、このサイトを作りました。
それ以外にも、レビューや健康、体験談など幅広く記事にしておりますので、ぜひ見ていただければ嬉しいです。
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